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サーモフィッシャーサイエンティフィック:ピアスサーモフィッシャーサイエンティフィック:ピアス
タンパク質抽出 Popperシリーズ
P-PER Plant Protein Extraction Kit
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P-PER® Plant Protein Extraction Kit
液体窒素を使用せずに植物細胞(葉、茎、根、種、花)を溶解、植物タンパクを抽出

サーモフィッシャーサイエンティフィック ピアスブランド P-PER® Plant Protein Extraction Kit は植物細胞の溶解と植物タンパク抽出の新しい方法です。P-PER®キットには有機系溶解試薬と二つの水溶性試薬が含まれ、穏やかな機械的攪拌により、効果的に植物タンパク質を抽出します。この穏やかな抽出操作は、ペッスルモーターを使用した苛酷な破砕条件を避けることが出来ます。また抽出物は10分以内に調製が可能であり、タンパク定量は新製品の BCA Protein Assay Kit, Reducing Agent Compatible (#23250) により正確に行うことも出来ます。抽出されるタンパク質量は従来法(凍結破砕法など)や市販されている植物タンパク質抽出キット(試薬に対して同量組織重量を使用)に同等もしくは同等以上です。さらに、P-PER®キットは1-Dおよび2-Dゲル電気泳動、免疫沈降、ウェスタンブロット、活性試験、タンパク精製法などの下流のアプリケーションにも対応しています。
  • 様々な植物組織 (leaf, stem, root, seed, flowers) と 種 (Arabidopsis, tobacco, maize, soybeans, peas, spinach 等) に対応。フレッシュサンプル、凍結サンプル、脱水サンプルに使用可能
  • 液体窒素/凍結破砕、ダウンスホモジナイザー、剪断破砕、ガラスビーズが不要(また、これらの機械的処理にも対応)
  • P-PER® 抽出物は BCA Protein Assay Kit, Reducing Agent Compatible (#23250) による定量が可能
  • 抽出物のガーゼやミラクロスによる濾過が不要 (図 1)
  • 細胞可溶化とタンパク質の抽出は10分間以内に終了
  • タンパク質の活性を最大限に維持
図 1. P-PER Plant Protein Extraction Kit プロトコル概要
  1. P-PER反応液を調製
  2. 組織試料をキット付属のメッシュスクリーンバッグに入れる
  3. P-PER反応液を添加
  4. 反応液中で試料を乳棒等でマッサージ
  5. ライセートを取り出す
  6. ライセートを遠心チューブ(PP製またはガラス製)に添加
  7. 遠心による分配
  8. 下層のタンパク質フラクションを回収
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図 2. P-PER Kit と従来法および競合製品とのタンパク抽出における収率の比較
図 2. P-PER® Kit と従来法および競合製品とのタンパク抽出における収率の比較
タバコ、トウモロコシ苗木、シロイヌナズナの新鮮な葉を、P-PERプロトコル、競合製品プロトコル、文献参照プロトコルにより溶解した。試料は均一化(組織重量/抽出物容量)され、10% Bis-Trisゲルにより分離、サーモフィッシャーサイエンティフィック ピアスブランド Imperial Protein Stain (#24615) により染色した。また試料はサーモフィッシャーサイエンティフィック ピアスブランド BCA Protein Assay Kit, Reducing Agent Compatible (#23250) によるタンパク質定量にも供された。

Panel A. Lane 1: 分子量スタンダード Lanes 2-4: タバコ葉 Lanes 5-7: トウモロコシ葉 Lanes 8-10: シロイヌナズナ

Panel B. Lanes 1-2: 脱水した大豆種子 Lanes 3-4: 脱水したトウモロコシ種子

Note: 競合製品 S では葉組織からの抽出のみが推奨されている。抽出タンパク質レベルと植物組織総重量あたりの抽出タンパク比を全ての試料について算出した。


図 3. P-PER 試薬と一般的な機械的破砕法との共存性
図 3. P-PER® 試薬と一般的な機械的破砕法との共存性
新鮮なタバコ葉組織からP-PER反応液と一般的な植物破砕処理により抽出を行った。試料は均一化 (組織重量/抽出物容量)され、4-12% Bis-Tris ゲルにより分離、 Imperial Protein Stain (#24615) により染色された。また、試料は BCA Protein Assay Kit, Reducing Agent Compatible (#23250) によりタンパク質定量が行われた。
Lane 1: 分子量マーカー Lane 2: メッシュバッグ Lane 3: Wheatonガラス製ダウンスホモジナイザー Lane 4: 液体窒素/ペッセルモーターグラインダー Lane 5: Polytron Tissue Grinder, Lane 6: BioMasher Sample Prep Device (Cartegan社) Lane 7: blue polypropylene pestle (Kontes社)抽出タンパク質レベルと植物組織総重量あたりの抽出タンパク質比を全試料について求めた。


図 4. P-PER キットと二次元電気泳動との対応性
図 4. P-PER® キットと二次元電気泳動との対応性
160 mg のシロイヌナズナのロゼットリーフ(放射状に広がった葉)からP-PER®によるタンパク抽出を行った。試料は pH 3-10 nonlinear IPG strips による等電点電気泳動の後に 8-16% SDS-PAGE により分離された。ゲルは Sypro Ruby による染色に供した。

その他の情報:
  • P-PER®反応液(WS)の調製前にプロテアーゼ阻害剤の試薬Aへの添加を推奨します。
  • オキシダーゼの阻害やキニンの捕集には、WS調製前に Sodium metabisulfite の試薬Aへの添加を推奨します。
  • フェノール性化合物を豊富に含む組織では、WS調製前にポリフェノール吸着剤(PEG、PVPP)の試薬Aへの添加を推奨します。
  • 抽出後のタンパク凝集を防ぐために、透析/バッファー交換/安定化剤の添加を行うことを推奨します。-20℃保存の場合には10-20%のエチレングリコールまたはグリセロールを添加して下さい。
  • WS(working solution:反応試薬)は使用直前に調製し、調整後のWSは1日以内に使い切って下さい。
  • 脂質、脂肪酸、高分子の糖は上層(有機溶媒層)に分配されることが予想されます。


Cat.# 製 品 名 容 量
89803 P-PER® Plant Protein Extraction Kit
*フレッシュ/凍結サンプルでは 80 mg x 20 回、乾燥サンプルでは
 20 mg x 20 回 の抽出に充分な試薬類を含む
P-PER® Reagent A(HEPES-based バッファー, pH7.0) 20 ml
P-PER® Reagent B(タンパク安定化剤含有) 225 ul
P-PER® Reagent C(有機溶媒含有) 20 ml
Polypropylene Mesh Bags 20 each
Kit


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