サーモフィッシャーサイエンティフィック:ピアスサーモフィッシャーサイエンティフィック:ピアス


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ブロッキングバッファー パッケージイメージ ELISAやウェスタンブロットなどの免疫アッセイでは、プレートやメンブランに存在する吸着サイトのブロックが特に重要になります。抗原や捕獲抗体の固相への固定化はプレートやメンブランの表面電荷や疎水的吸着を利用するため、未反応の吸着サイトが残っている場合、検出抗体や標識抗体が非特異的に吸着することになりバックグランドノイズとなります。この非特異的な吸着サイトのブロックにより、バックグランドノイズを軽減することができます。抗原抗体反応を阻害せず、吸着サイトをブロックすればシグナルノイズ(S/N)比が向上し、高感度なアッセイが実現されることになります。
しかし、全てのアッセイシステムで最適に使用できるブロッカーは存在しません。これこそが、サーモフィッシャーサイエンティフィック ピアスブランドが様々なブロッカーを製造している理由です。「どのような標識抗体を使用するか?」
によって、まずブロッキングバッファーの選択が行われます。例えば、アルカリホスファターゼ(AP)標識抗体を使用する場合、TBSで調製されたブロッカーの使用が必要になります。これは、PBSがAPによる酵素反応に影響を与えるためです。またリン酸化抗体を使用した検出でもPBSは使用されません。

ブロッカーとしてミルク、レクチン、フィシュゼラチン、BSA(ウシ血清アルブミン)などが古くから用いられています。ミルクは強いブロッキング作用がありますが、抗原抗体反応の阻害(抗原のマスク)があり、またビオチンやリン酸化タンパクが含まれ、アビジンやリン酸化抗体による検出系では使用しません。ゼラチン(変性コラーゲン)はBSAに比べてブロッキング作用が強くコスト的にも優れた製品が多いですが、1%を超える濃度で使用すると抗原をマスクすることが知れられています。BSAは最も標準的なブロッカーで、安価なため広く使用されています。

交叉反応はブロックに使用されたブロッカーが抗体と反応する現象です。抗体濃度が過剰な場合に交叉反応は生じる傾向がありますが、抗原との間に保存性の高い配列が存在している場合にも生じます。検出するタンパク質(抗原や1次抗体)が哺乳類由来の場合、ブロッカーとして哺乳類以外の動物由来タンパク質を使用することもあります。市販のポリクローナル抗体の殆どは血清カラムなどによりアフィニティ精製され、各種血清タンパクとの交叉反応が最小化されていますが、血清タンパクを含まないブロッカーに代替することで交叉反応が改善されることもあります。
ブロッキングバッファーの選択で最も重要なのはシグナルノイズ(S/N)比です。例えばBSAはバックグランドは低いですが、シグナルが弱く充分な感度が得られないこともあります。免疫アッセイの系を構築しブロッキングバッファーを選択する場合、サーモフィッシャーサイエンティフィック ピアスブランドは以下の順で最適化を行う事を推奨しています。

@StartingBlockTM Blocking Buffer
ASuperBlock® Blocking Buffer
BSea Block Blocking Buffer
CBlocker Casein
:適合
Cat# ブロッキング
バッファー
ELISA ウェスタン
ブロッティング
ドットブロット Immuno-
histochemistry
DNA/RNA
ハイブリダイゼーション
37538 StartingBlockTM
PBS Blocking Buffer
 
37542 StartingBlockTM
TBS Blocking Buffer
 
37539 StartingBlockTM T20*
PBS Blocking Buffer
 
37543 StartingBlockTM T20*
TBS Blocking Buffer
 
37515 SuperBlock®
Blocking Buffer
in PBS
37535 SuperBlock®
Blocking Buffer
in TBS
37517 SuperBlock®
Blocking Buffer-
Blotting in PBS
   
37537 SuperBlock®
Blocking Buffer-
Blotting in TBS
   
37516 SuperBlock® T20* PBS
Blocking Buffer
37536 SuperBlock® T20* TBS
Blocking Buffer
37527 SEA BLOCKTM
Blocking Buffer
   
37520 BlockerTM BSA in TBS
37525 BlockerTM BSA in PBS
37532 BlockerTM Casein
in PBS
37528 BlockerTM Casein
in PBS
37530 BlockerTM BLOTTO
in TBS
*T20= Tween 20





SuperBlock® Blocking Buffer
理想的なタンパク性のブロッカーです。他のブロッカーに比べて、優れたブロッキング能と高いS/N比が特徴です。タンパク安定剤が含まれ、コーティングしたプレートは12ヶ月間の保存が可能です。ブロッキングは迅速に行われ、通常のブロッキングバッファーでは30-90分間必要とされるELISAプレートのブロックでは、わずか2分で充分です。(メンブランでは5-10分です)ビオチン、リン酸化タンパク、レクチン、血清由来のタンパク質を含まないため高S/N比を実現します。防腐剤にはKathon が使用され、HRP活性の阻害もありません。
  • ELISAプレートのブロックなら2分以内、メンブランのブロックは10分以内
  • ビオチン、リン酸化タンパク、血清タンパクを含まない組成
  • ブロックしたプレートは12ヶ月まで保存可能

Cat.# 製 品 名 容量
37515 SuperBlock® Blocking Buffer in PBS 1 litter
37535 SuperBlock® Blocking Buffer in TBS 1 litter
37516 SuperBlock® T20* Blocking Buffer in PBS 1 litter
37536 SuperBlock® T20* Blocking Buffer in TBS 1 litter
37517 SuperBlock® Blocking Buffer - Blotting in PBS
本製品は沈降性の基質による検出用に最適化され、高いS/N比が得られるようデザインされています
1 litter
37537 SuperBlock® Blocking Buffer - Blotting in TBS
本製品は沈降性の基質による検出用に最適化され、高いS/N比が得られるようデザインされています
1 litter
*T20= Tween 20



SEA BLOCKTM Blocking Buffer
サケ血清を使用し、哺乳動物由来のタンパク質を含みません。哺乳動物由来のタンパクが抗原の場合、バックグランドの低減に使用されます。
  • スチールヘッドサーモンの血清から調製
  • 汎用性の高いブロッカー
  • 哺乳動物由来のタンパク質を含まない組成


Cat# 製 品 名 容量
37527 SEA BLOCKTM Blocking Buffer 500 ml




BlockerTM Casein in PBS and BlockerTM Casein in TBS
Hammarsten Grade のカゼインです。スキムミルクで高いバックグランドが生じる場合に、使用されます

Cat.# 製 品 名 容量
37532 BlockerTM Casein in TBS
1%(W/V) Casein Hammerstain Grade in TBS, pH7.41
1 litter
37528 BlockerTM Casein in PBS
1% (w/v) Casein Hammersten Grade in PBS, Kathon as preservative, pH 7.4
1 litter



BlockerTM BLOTTO in TBS
脱脂粉乳(Nonfat Dry Milk)から調製された ready-to-use なブロッキングバッファーです。
  • 希釈等の調整が不要
  • 消泡剤(Anti-foam A)、防腐剤(kathon)含有
  • Merthilate-Free


Cat.# 製 品 名 容量
37530 BlockerTM BLOTTO in TBS
5% (w/v) nonfat powdered milk in TBS, 0.01% Anti-foam A,
Kathon as preservative, pH 7.4
1 litter




BlockerTM BSA in TBS and BlockerTM BSA in PBS
高品質のウシ血清アルブミン(BSA) の 10% 溶液です。 BSA は全ての免疫アッセイで広く使用される一般的なブロッキング剤です。 Blocker BSA は濃縮された製品であり、使用前に希釈が必要となります。非特異的サイトのブロックには1-3 %で使用されます。
  • 汎用性の高いブロッカー
  • 10 % 溶液で供給

Cat.# 製 品 名 容量
37520 BlockerTM BSA in TBS(10×)
10% BSA in 10mM tris base, 150mM NaCl, 0.05% Sodium Azide, pH7.4
125 ml
37525 BlockerTM BSA in PBS(10×)
10% BSA in 0.01M Sodium Phosphate, 150mM NaCl, 0.01% Thimerosal, pH7.4
200 ml



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