サーモサイエンティフィック:ピアスThermo Scientific:サーモサイエンティフィック
EZ-Link PEG4-Biotin試薬 ポリエチレングリコール (PEG) 含有 タンパク質 修飾/架橋 試薬
Top page キャンペ-ンのご案内

PEO/PEG含有試薬トップ

EZ-Link NHS-PEO4-Biotin
タンパク質やペプチドに疎水性を付与しないPEGビオチン標識試薬です。
Structure of NHS-PEO4-Biotin M.W. 588.67 Spacer Arm 29 Å
PEGスペーサー含有ビオチン標識試薬 NHS-PEG4-Biotin の構造
No-Weigh® Pre-measured NHS-PEO4-Biotin は予めマイクロチューブに秤量された便利な密封包装となっています。秤量する手間を省けるだけでなく、試薬の加水分解も抑えることができます。

NHS-PEO4-Biotinは抗体やタンパク質などの1級アミンを含む分子に簡単かつ効果的にビオチン標識を行うことができる試薬のひとつです。NHS-PEO4-Biotinは水溶性のアミン反応性ビオチン試薬であり、親水性のスペーサーアームを分子内に含みます。この親水性のスペーサーアームはポリエチレンオキシド(PEO)またはポリエチレングリコール(PEG)とよばれ、ビオチン標識と同時に標識分子に親水的な性質も付与します。これにより、従来の炭化水素スペーサーアームを含む試薬によりビオチン標識された分子で生じていた、溶液中での保存時の凝集を低減することもできます。また、充分な長さのスペーサーにより、アビジンやストレプトアビジンなどのビオチン結合性タンパクとの結合の際、立体障害による結合阻害も最小限に抑えることが出来ます。

細胞表面タンパクのビオチン標識は、受容体や輸送体の発現や制御、膜タンパクの局在や分化などの研究で重要な実験手法として台頭してきています。PEG含有試薬は極性溶媒に容易に溶かすことができ、また細胞膜を透過しません。細胞が無傷な状態であれば、細胞表面に露出した1級アミンだけがビオチン標識されます。

NHS-PEG-Biotinとプライマリーアミンを含むタンパク質との反応

NHSエステルはペプチドのリシン側鎖ε-アミンやN末端α-アミンと反応し、安定な共有結合を形成します。NHSエステルは脱プロトン化した1級アミンと反応するため、反応は中性から塩基性pHで行われます。1級アミンはNHSエステルと求核的に反応し、NHSは副産物として脱離します。NHSエステルの加水分解は水溶液中での最も競合的な反応であり、pHを上昇させ加水分解を促進します。

特徴
  • タンパク質のビオチン標識による固定化、精製、検出
  • NHSエステルによる1級アミンとの安定なアミド結合
  • PEGスペーサーを含む水溶性試薬(10 mg/ml)、生理的条件での標識が可能
  • 標識分子へのPEGスペーサーによる親水性の付与、標識反応による凝集の低減
  • 充分なPEGスペーサー長によるアビジンとの結合時の立体障害の軽減
  • No-Weigh®シリーズ(秤量済み、8 × 2 mg 個別包装)
  • ピペットチップでチューブのホイルを破り純水を添加、ピペッティングで溶解
このページのトップへ
      NHS-PEG4-Biotinの特性
別名 NHS-PEG4-Biotin, NHS-dPEG4-Biotin, NHS-PEG-Biotin
組成 C25H40O10N4S
分子量 588.67
アーム長 29 Å
目的分子への付加分子量 473.22 daltons
(08/07/28修正)
形状 粘性液体(青白色)
保存条件 4℃, 乾燥条件
反応官能基 NHSエステル(1級アミンと pH 7.0-9.0 で反応
スペーサー ポリエチレンオキシド (PEO), 4 エチレンオキシド サブユニット
試薬のスペック
サーモフィッシャーサイエンティフィック ピアスブランドは各LOTについて、スペック適合試験(純度、水溶性)を行っています。

General Reference
  1. Altin, J.G., et al. (1995. A one-step procedure for biotinylation and chemical cross-linking of lymphocyte surface and intracellular membrane-associated molecules. Anal. Biochem. 224, 382-9.
  2. Gretch, D.R., et al. (1987) The use of biotinylated monoclonal antibodies and streptavidin affinity chromatography to isolate herpes virus hydrophobic proteins or glycoproteins. Anal. Biochem. 163, 270-7.
  3. Manning, J., et al. (1977) A method for gene enrichment based on the avidin-biotin interaction. Application to the Drosophila ribosomal RNA genes. Biochemistry. 16, 1364-70.
  4. Updyke, T.V. and Nicolson, G.L. (1984) Immunoaffinity isolation of membrane antigens with biotinylated monoclonal antibodies and immobilized streptavidin matrices. J. Immunol. Meth. 73, 83-95.
Product Reference
  1. Luo, Y., et al. (2003) Mol. Cell. Biol. 23, 2600-7.
  2. Nielsen, P.A., et al. (2002) J. Biol. Chem. 277, 38272-83.
このページのトップへ
* ビオチン化試薬は製造用バルク購入にも対応しています。御問合せ下さい。

Cat.# 製 品 名 容 量
21329 No-Weigh® NHS-PEG4-Biotin 8 x 2 mg
21330 EZ-Link® NHS-PEG4-Biotin 25 mg
21362 EZ-Link® NHS-PEG4-Biotin 50 mg

関連製品
Cat# 製 品 名
21440 EZ-Link® NHS-PEO Solid-Phase Biotinylation Kit-Pre-Packed Column
21450 EZ-Link® NHS-PEO Solid-Phase Biotinylation Kit-Mini-Spin Column

EZ-Link Biotin-PEG4-Hydrazide
ヒドラジドを反応性官能基として含み、ポリクローナル抗体などの糖鎖を含むタンパク質 (糖タンパク)にビオチンを標識する、水溶性のPEG含有ビオチン試薬です。
Biotin-PEO4-Hydrazideの構造式
このページのトップへ
多くの抗体は抗原結合部位から充分に離れたFc部位がグリコシル化されており、この糖鎖を標識に利用することで抗原結合部位への影響を最小限に抑えることができるとされています。
過沃素酸ナトリウム(NaIO4)などの穏やかな酸化剤を使用した前処理により、糖タンパク質のシアル酸をアルデヒドに変換し、このアルデヒドがヒドラジドと反応し pH 4-6 で安定なヒドラゾン結合が形成されます。PEGサブユニット数は4で、アビジン/ストレプトアビジン/ニュートラアビジンとの結合時の立体障害も最小限に抑えることができます。また、糖タンパクだけでなく、DNAやRNAのシトシン塩基を介した(bisulfite-catalyzed transamination)ビオチン標識も行えます。
用途
  • IgGクラスやIgMクラスの抗原結合を阻害しないFc部位のビオチン標識
  • 糖タンパク質のビオチン標識
  • 細胞表面の糖タンパク質のビオチン標識

特徴
  • 糖鎖との反応(アルデヒドまたはケトン)
  • ビオチンヒドラジド試薬で最長のスペーサーアーム (31.3 A)
  • PEGによる水溶性の付与と凝集の低減
  • 糖鎖還元末端を酸化(NaIO4)、 pH 4-6 で安定なヒドラゾン結合
このページのトップへ
     Biotin PEG4 Hydrazideの特性
別名 Biotin-PEG4-Hydrazide, Biotin-PEG-Hydrazide and Biotin-dPEG4-Hydrazide
組成 C32H39N5O7S
分子量 505.63
アーム長 31.3 Å
目的分子への付加分子量 487.25 daltons
保存条件 冷蔵庫、乾燥条件
反応官能基 ヒドラジド (アルデヒドまたはケトンと pH 4-6 で反応)
スペーサー 4 ethylene oxide (PEO), also known as ethylene glycol (PEG), units
Product Reference
  1. Edwards, S.W., et al. (1999). J. Biol. Chem. 274, 16331-16336.
  2. Hermanson, G.T. (1996). Bioconjugate Techniques, Academic Press (Product # 20002).
  3. Scott, M.G., et al. (2000). J. Immunol. 164(2), 549-553.
このページのトップへ

Cat.# 製 品 名 容 量
21360 EZ-Link® NHS-PEG4-Biotin 50 mg


製品情報は掲載時点のものですので、ご覧いただくタイミングにより製品情報が変更されている場合があります。

〒113-0021 東京都文京区本駒込1-27-9
TEL 03-3947-7310 FAX 03-3947-7306
メールはこちらへ info@technochemical.com