


MSによるタンパク質の同定と翻訳後修飾の分析には正確で完全な消化とペプチドの修飾が必要となります。サーモフィッシャーサイエンティフィック ピアスブランド
In-Solution Tryptic Digestion and Guanidination
kit は0.025 - 10ugのタンパク質を約90分間で消化するために最適化されたプロセスと試薬を御提供致します。
トリプシンはタンパク質をアルギニンとリジンのC末端側のペプチド結合を特異的に切断します。アルギニンをC末端に含むペプチドはその塩基性側鎖のため、リジンをC末端に含むペプチドに比べて一般的にシグナルが強くなる傾向があるため、全体的なイオン化を促進するには、リジンをホモアルギニンに変換することが必要となります。このグアニジン化はリジンのεアミンに特異的に生じるため、N末端側のαアミンとの反応は最小とされています。この誘導体化によりC末端にリジンを含むペプチドのシグナルを強め、全体的なシーケンス範囲の改善が行えます。 |
特徴
- 0.025 ug - 10 ug のタンパク質の完全消化に最適化
- グアニジン化反応ではN末端側の修飾は(殆ど)無し
- キットには消化・還元・アルキル化・グアニジン化に必要な試薬が含有
- キットに含まれる修飾トリプシンは自己消化が限定
- 配列(プロリンの近接、切断部位の連続)によっては消化が阻害の可能性有り
- タンパク質の消化とグアニジン化は1日で完了
* グアニジン化にはTFA(#28904)が別途必要となります。 * グアニジン化されたリジン含有ペプチドは+42m/zのMSシフトが生じます
プロトコール
- 変性/還元 @95℃, 5 分間
- 遮光下でのアルキル化 @室温, 1 時間
- トリプシン消化 @37℃, 5 時間; もしくはオーバーナイト
- グアニジン化 @65℃, 12 分間
- 反応停止
* 2Dゲルの還元/アルキル化には #89871 In-Gel
Tryptic Digestion Kitをご使用下さい
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図 1:グアニジン化された消化産物とグアニジン化されていない消化産物コントロールとの比較(グアニジン化後のイオン化とシーケンス範囲の改善のデモンストレーション)

図 1−A 消化BSA(100ng)のMSスペクトル |

図 1−B グアニジン化された消化BSA(100ng)のMSスペクトル |
| デモンストレーションのために示した2種類のリジン含有ペプチド(#と*)で、それぞれのリジンにおいてグアニジン化によりMSのシフト(+42
m/z MS)が生じている。 |
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# Peaks
No Guanidination Control |
# Peaks
Guanidinated Digest |
| Lysozyme |
6 |
11 |
| Myoglobin |
7 |
11 |
| BSA |
17 |
27 |
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| 表 1: シーケンス範囲の増加. C末端にアルギニンを含むトリプシン消化ペプチドはMS分析においてC末端にリジンを含むペプチドよりも優先的にイオン化し、データの損失が生じる。この偏りを減らし全体的なイオン化を促進するためには、リジンをホモアルギニンに変換することが必要となる。この修飾によりリジンをC末端に含むペプチドの強度の増幅につながり、シーケンス範囲を改善した。明らかに、より多くのペプチドがグアニジン化した様々なタンパク質から同定された。同定されたペプチドは600-2000m/zのスキャニングに基づいて決定された。 |
:取扱説明書 :MSDS(英語版) |
| Cat # |
製 品 名 |
Pkg. Size |
|
| 89895 |
In-Solution Tryptic Digestion and Guanidination
Kit
Sufficient components reagents for preparing
90 digests.
| Trypsin, Modified |
20 ug |
| Trypsin Storage Solution |
50 ul |
| Ammonium Bicarbonate |
50 mg |
| No-Weigh DTT |
1 tube |
| Iodoacetamide (IAA) |
500 mg |
| O-Methylisourea Hemisulfate Salt (OMI) |
400 mg |
| Ammonium Hydroxide (30%) |
1 ml |
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Kit |
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| 製品情報は掲載時点のものですので、ご覧いただくタイミングにより製品情報が変更されている場合があります。 |
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