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メロンゲルFAQ


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市販抗体からの安定化剤(BSAやゼラチン)の迅速除去(MelonGel法)市販の精製抗体には0.2-1.0%のBSAやゼラチンが長期安定化のために添加されます。BSAやゼラチンは抗原抗体は阻害しませんが一般的なの抗体濃度(<1mg/ml)に比べ過剰に存在するタンパク性の添加剤は、ビオチンや蛍光による標識反応や架橋化やゲル担体への固定化などで使用されるアミン反応性試薬と競合的に反応して、阻害します。抗体からのBSAやゼラチンの除去には以下の3つの方法があります。
  • 固定化 Cibacron Blue FG3GA Dye カラムによるBSAの結合(IgGは通過)
  • 固定化 Protein G や Protein A カラムによるIgGの結合・溶出
  • Melon Gel によるBSAやゼラチンの結合(IgGは通過)
Cibacron Blue Dye ([PIERCE]#89845 SwellGel Blue Alubmin Removal Kit) は ヒト血清アルブミン(HSA) の結合に利用されますが、BSAに対しての結合効率は低くなることが一般的に知られています。(BSAの結合には低塩濃度の結合条件が必要になります。)
また、Cibacron Blue は IgG に対しても結合するようです。Protein G や Protein A によるBSAやゼラチンの除去は最も一般的な方法です。IgG 溶出には酸性条件(pH2.8)で行われることが多く、抗体にダメージを与え活性に影響が出ることもあります。溶出後の中性化や透析・脱塩が必要になります。Melon Gelは血清・培養上清・腹水からの抗体精製を目的に開発されましたが、BSAやゼラチンの除去にも利用できます。MelonGelでは中性pHの精製バッファー中でIgGがカラムを通過・回収されます。バッファーにはアミンも含まれません。

#45206 MelonGel IgG Purification Kit
 ・・・精製IgGからのBSAやゼラチンの除去であれば、ポリクローナル/モノクローナルに
    関わらず使用出来ます。
    注)#45206 本来の目的は血清からのPAbの精製です。
MAbの精製(腹水、培養上清)には #45214 MelonGel Monocolnal IgG PurificationKit が必要になります。#45206#45214は共通のレジンを使用しますがプロトコルやスケールが異なります。また腹水からの精製には別途#45219が必要です。

=MelonGel精製の手順概略=
  1. BSA/gelatin 含有 IgG 試料を付属の精製バッファーで10倍希釈
    (希釈を避ける場合、精製バッファーに対し透析またはバッファー交換)
  2. 室温に戻した 500 ul MelonGel スラリーゲルをスピンカラムに充填
  3. 1分間の遠心により保存バッファーをスピンダウン(廃棄)
  4. 300 ul 精製バッファーを添加、10秒間の遠心によりバッファー交換
  5. 1% までの BSA/gelatin を含む 500 ul 抗体溶液をカラムに添加
  6. 5分間RTでインキュベーション
  7. z1分間の遠心により精製IgGを回収(中性pH、非アミン系バッファーで回収)
ゲルは、5M NaCl または 0.5N NaOH により再生することもできます。再生されたゲルは精製バッファー中で4℃保存可能(〜1週間)、3回までの再生が可能です。(長期保存に0.02%アジ化Naの添加が必要になります。)

ピアス社TechTips(技術情報)
"Remove BSA and gelatin from antibody solutions using Melon Gel"




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