2次元電気泳動のサンプル調整ではIPGストリップでの発熱やSDS-PAGEでの分離を妨げるサンプル中に含まれる塩の除去が必要になります。同時に微量のタンパク質の可溶性を維持し、実験操作を減らし吸着による試料の損失も防ぐ工夫も必要になります。ピアス社では膜タンパク用、核タンパク用、水溶性/疎水性タンパク用の2-D
Sample Prep Kitを御用意しております。スピンカラムで脱塩と同時にチオ尿素を含む2-Dサンプルバッファーへ効率良く置換します
#89864 2-D Sample Prep for Membrane Proteins
#89863 2-D Sample Prep for Nuclear Proteins
#89865 2-D Sample Prep for Soluble Proteins
#89866 2-D Sample Prep for Insoluble Proteins
Q1) サンプルタイプの違いによる蛋白質の回収率は?
Q2) 膜タンパク質用のキットに含まれている膜タンパク質抽出試薬Mem-PERによって効果的に抽出される、膜タンパク質内の膜貫通ドメインの数に限界は有るか?
Q3) これらのキットで非常に大きい(分子量>100K)タンパク質を処理できるか
Q1) サンプルタイプの違いによる蛋白質の回収率は?
A1. 核タンパク質抽出物と肝組織ホモジネート(破砕物)からのタンパク質は90%まで、細胞からの全タンパク質(whole
Cell)抽出物は最低でも80%と予想される。膜タンパク質の回収率は、Mem-PERの界面活性剤濃度が高く、膜タンパク質画分がタンパク質定量に適応しないため決定するのは難しいです。
Q2) 膜タンパク質用のキットに含まれている膜タンパク質抽出試薬Mem-PERによって効果的に抽出される、膜タンパク質内の膜貫通ドメインの数に限界は有るか?
ピアス社では膜貫通ドメイン数4までの膜タンパク質を単離しています。(Western
Blotにより確認)4つ以上の貫通ドメインをもつ膜内在性タンパク質はMem-PERで抽出はできるが、収率は下がるかもしれません。
Q3) これらのキットで非常に大きい(分子量>100K)タンパク質を処理できるか
2D-PAGE PrepカラムとClean-Upカラムによるバッファー交換に関しては、充分に機能するでしょう。しかし、Sample
Bufferは100KDa以上のタンパク質を充分に可溶化させる事が出来ないでしょう。バッファー交換自体は問題ないが、交換後のタンパク質の溶解度が下がると思われます。
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